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オウンドメディアのSEO対策。制作と運用のポイントを解説

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オウンドメディアの制作と運用のポイントのイメージ

オウンドメディアは、いかに魅力的な記事を作成し続け、検索流入を増やすことができるかが成功の鍵です。とはいえ、どのようにして記事を作成しサイトを運用していけばいいのか、悩んでいるが解決策がわからない、という担当者の方も多いのではないでしょうか。今回はオウンドメディアの制作・運用をする中で「SEO」に強いオウンドメディアを構築するためのポイントをご紹介していきます。自社でオウンドメディア立ち上げを検討しているという方、すでに運用しているがなかなか成果が出ないという方はぜひご一読ください。

オウンドメディアの目的

オウンドメディアはユーザーにとって有益な情報を提供することで、見込み客を作りその先につなげるマーケティング手法です。オウンドメディアの目的として挙げられるのは「自社のファンをつくる」ということです。オウンドメディアで情報を継続して発信することで、記事を読み続けるユーザーも出てきます。よくサイトを見るようになれば、その会社のこと、商品、サービスを利用してファンができてきます。読むたびに自分にとって役に立ち、新しい発見のある記事であれば、そのサイトの製作者、運営者に対し好意的な印象を持ち、親近感も育まれることでしょう。

またオウンドメディアはユーザーと直接コミュニケーションをとる場としても機能します。自社の商品・サービスに関するテーマでユーザーにとって役立つ情報を発信することによって、ユーザーはサイトにアクセスしてくれるでしょう。関心を持ってサイトを訪れているユーザーなので、自社と潜在顧客とのコミュニケーションの場を作ってくれます。

最初に押さえておきたいポイント

では実際にオウンドメディアを立ち上げようと思ったときに、気をつけるべきポイントを確認しておきましょう。

オウンドメディアは時間がかかる

オウンドメディアは効果が出るまでに時間がかかります。広告配信と違って即効性のある施策ではありません。まずは地道にコツコツと記事を書き続けていくことが必要です。長期的な視野をもって着実にメディアを育てていきましょう。

オウンドメディアの成果がでるまでにどのくらいかかるの?という方はこちらの記事もご参考に。
オウンドメディア戦略・成果が見えるまでに必要な記事数とは?

ユーザーが求めている情報を盛り込む

記事を読んだユーザーが120%の満足感を得て読み終えられるような記事を作成しましょう。自社が運営するメディアであれば、自社の商品やサービスをお勧めする情報を載せるもの、とイメージしてしまうかもしれません。しかし自社のアピールは一度置いておいて、ターゲットユーザーがどういうことに興味をもち、どういう困りごとがあり、どういった情報を知りたいのか、そしてそのニーズに自社としてどう応えられるのかというユーザー視点を持ち、その会社にしか提供できない独自性・専門性のある情報を発信していくことが重要です。

コンテンツの筋が通っている

記事を多く公開していくうちにネタが不足してしまいテーマの幅を広げてしまったり、当初想定したターゲット像から外れて汎用性の高い記事を掲載したりといったことは、オウンドメディアを運用していく中で陥りがちなケースです。多くの人に向けて書かれた記事は、結局は誰にも読まれない記事です。コンテンツの軸がぶれず、一貫したテーマ、コンセプトがあるサイトのほうが、その情報を求めている人にとっては魅力的なのです。

SEOに強いオウンドメディア制作

オウンドメディアを立ち上げる際に押さえておきたいSEOポイントについて解説していきます。オウンドメディアを制作・運用していく目的、狙うターゲットを設定したら、SEO上適切なサイト構造を構築していきましょう。

CMS選定:WordPress

まずはオウンドメディアの土台となるWebサイトを作るCMS選びからです。おすすめのCMS選びはWordPressです。日本だけでなく世界中で最も利用されているCMSです。その人気の理由は、プラグインが豊富で拡張性が高い、多種多様なカスタマイズができる、無料である、などが挙げられます。いちばん注目すべき点はSEOに強いという点です。専門的な知識が必要なSEOですが、WordPressならプラグインを導入するだけで対策できます。またユーザー数が多いため、問題が起きたときにも情報を簡単にチェックできるというのも魅力です。

WordPress(ワードプレス)

クローラビリティの最適化

クローラビリティの最適化はユーザビリティの向上にもつながっています。クローラビリティとはGoogleボット(クローラ)がインターネット上のリンクをたどってWeb ページを評価するときにページの認識しやすさのことです。具体的に以下の3つを対策しましょう。

XMLサイトマップ

XMLサイトマップを設置し送信することで、サイトの情報を検索エンジンに正しく伝えることができます。公開してすぐのサイト、大規模なサイト、リンク構造が複雑なサイトなどは特にXMLサイトマップの設置をしておきましょう。

パンくずリスト

ユーザーが今見ているページがサイトのどの位置にあるのかを視覚的にわかりやすくするため、階層順に表示してリンクを設置したリストのことを言います。このパンくずリストをサイトに用意することで、訪問したユーザーがサイト内で迷子になることなく、滞在時間が伸びることになり、直帰率を下げることにも繋がります。

グローバルナビゲーション

サイト内の全ページに共通して表示されるナビゲーションをグローバルナビゲーションといいます。ユーザーにとって自身のいるサイトの全体像が見え、別コンテンツに遷移する際にもスムーズです。クローラはサイト内の内部リンクをたどって情報を集めるため、グローバルナビゲーションはクローラが巡回するのを促進してくれます。

常時SSL化

常時SSL化とはWebサイト全体をHTTPS化(通信の暗号化)することを指します。以前はサイト上でパスワードや個人情報を入力するページのみHTTPS化し、特に重要な情報のみ保護するというのが一般でした。ところが近年は、通信内容の盗聴や内容の改ざんを防ぎ、ユーザーが安心してサイトを利用できるようWebサイトの常時SSL化が求められています。

Googleも2014年にHTTPSを評価基準にする発表しました。HTTPからHTTPSにした方がSEOに良い影響があると言えますが、良質なコンテンツが与える影響などと比べるとSEO効果はそう大きくはありません。しかしユーザーのための常時SSL化なので、オウンドメディア制作の際にはぜひ導入しましょう。

参考:HTTPS をランキング シグナルに使用します

スマホ対応

ユーザーが検索する際にパソコンよりもスマホやタブレットを利用している人が多くなっています。そんな背景があり、2016年5月にGoogleが発表した「モバイルファースト」という考え方は、検索エンジンを利用したキーワード検索を行った際に、スマホ端末が閲覧しやすいサイトやページを優遇するというものです。さらに2019年7月以降新規に登録されたドメインはすべてGoogleの新たなボットによりクロールされ、モバイルファーストインデックスの対象になります。Googleが明確に方針を打ち出している評価基準です。未対応のサイトは不利な評価を下されることになるので、必ずモバイル対応のサイトを構築しましょう。

自社のサイトがモバイルフレンドリー対応しているかどうか、以下のページで判定できます。気になる方はお試しください。

 Googleモバイルフレンドリーテスト

内部リンク

自身のサイト内のページ同士をつなぐリンクのことを内部リンクといいます。クローラはサイト内の内部リンクをたどって情報を集めます。ユーザーが見ているページと関連性があり、かつ高品質なページをつなぎ合わせ、サイト全体にリンクの網を張り巡らせることでサイト全体の評価を高めることができます。そうすることで、ユーザーにとっても利便性の高いサイトになります。

SEOに強いオウンドメディアの運用

良質なコンテンツの充実

オウンドメディアの運用は良質なコンテンツを蓄積していくことです。具体的にどんなコンテンツが良質なコンテンツと言えるのでしょうか。

オウンドメディアの記事制作について詳しく知りたい方は、こちらの記事も併せてご覧ください。
 「オウンドメディアの記事制作で失敗しないポイントとは?

キーワードとの関連性が高い

ユーザーの検索意図を汲んでコンテンツの内容、構成を作成しましょう。ユーザーがなぜそのキーワードで検索しているかを考え、ニーズにぴったりと一致する答えや補足情報となる記事を用意することが大切です。

専門性・オリジナル性が高い

自社にしか発信できない専門性・オリジナル性の高い情報を発信しましょう。自社ならではの知識やデータ、担当者へのインタビューなどを紹介したり、その分野の専門家監修の元記事を作成したりするなど、競合のサイトとの差別化を図りましょう。

著者情報

コンテンツの質だけでなく「誰が発信しているのか」という著者情報も重要視されてきています。SEO的に重要というだけでなく、どういう人が執筆しているのかが分かれば、ユーザーからの共感や親近感を得るきっかけにもなります。

著者情報に載せる内容など詳しく知りたい方はこちらの記事もご参考に。
著者情報はSEOに有効!どんな内容を盛り込めばいい?

効果測定

オウンドメディアから得られる効果を最大限に伸ばすために効果測定は必須です。効果測定は様々なデータを収集し、調査・分析を行います。Google アナリティクスとGoogle Search Consoleはぜひ活用したいツールです。2つの効果測定ツールの具体的な活用方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
 「メディアサイトを月間100万PVまでグロースさせる時に使用したおすすめSEOツール

コンテンツのリライト

オウンドメディアの効果測定ができたら、次のPDCAを回していきます。具体的な施策としてはコンテンツのリライトが挙げられます。上位化していないキーワードに該当するページのコンテンツで、そもそもリライトして効果が挙げられるかどうかをまず検討しましょう。リライトすべきと判断したら、足りない情報は何か、タイトルは適切か、専門家に監修を依頼する、などコンテンツを改善して良質なページを増やしていきましょう。

リライトについて詳しく知りたい方はこちらの記事もご参考に。
SEO記事のリライトは効果ある?戦略的リライトのポイント

まとめ

今回はオウンドメディアの目的、制作・運用で注意すべきポイントについて解説してきました。ユーザーに支持されるオウンドメディアにするために、ユーザーにとって有益なコンテンツを作ることは大切ですが、さらにSEO対策も同時に進めることが上位表示を目指すために重要です。

弊社ではオウンドメディア制作・運用に関するコンサルティングをご提供しております。オウンドメディアは中長期戦で、根気のいる取り組みです。運用していく中で出てくる課題も企業により多種多様です。その課題に対し、状況に応じた施策をオーダーメイドでご提案させていただきます。よりスピーディに効果的な施策を打ちたいという方はぜひご検討ください。

オウンドメディア運用支援について詳しくはこちら

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