オウンドメディアの立ち上げから運用まで、すべてを自社だけで行うというのはなかなか難しいことです。今回はオウンドメディアを運営していく中で出てくる悩みをご紹介しながら、その問題解決のためにどういった役割・支援が必要なのかということについて解説していきます。
オウンドメディアを運用している担当者の方で、「自社で抱える問題を解決したい」、「運用支援会社の導入を検討している」という方はぜひご一読ください。
目次
オウンドメディアを運営していると様々な問題が出てきます。オウンドメディア担当者が抱える以下のような悩みは、次の項でご紹介する人材・役割不足によって起きることがほとんどです。
流入は増えたが、ビジネスの目標につながらない、という悩みです。オウンドメディアの目標は企業によって様々ですが、売上や問い合わせ数など集客を目的に挙げるケースが少なくありません。
オウンドメディア戦略設計について詳しく知りたい方はこちらの記事もご参考に。
オウンドメディア戦略はどう立てる?戦略設計から分析・改善まで
オウンドメディアにかかる費用の全体感を把握しておくことは大切です。気をつけるべきことは構築だけでなく、運用部分の費用まで予算に組み込んでおくということです。
オウンドメディアにかかる費用について詳しく知りたい方はこちらの記事もご参考に。
大企業でも担当者1人か2人の少人数体制でオウンドメディアを運営しているというのはよくあります。ルーティン作業に追われてしまい、本来やるべき業務ができなくなるとメディアの方向性を見失ってしまうことになりかねません。
オウンドメディア運用に必要な考え方と成功させるためのポイント
オウンドメディアの成否は体制構築にあると言っても過言ではありません。社内体制を整えるだけでなく、外注すべき部分は外注し、効率的な運用でオウンドメディアを軌道に乗せることは賢明な方法と言えます。
オウンドメディア構築にはコーダー、プログラマー、Webデザイナーといった人材が必要不可欠です。オウンドメディア制作会社に委託することが多い部分です。
オウンドメディアの運用にはSEOがとても重要です。オウンドメディアのSEO対策について詳しく知りたい方はこちらの2記事をぜひ読んで見てください。
先の項でご紹介したオウンドメディアを運用していく中で出てくる悩みは、メディアの運用に必要な人材・役割が足りていないことから起きます。それぞれの悩みは、どのような人材が必要なのか見ていきましょう。
オウンドメディア運営の要となる人材です。メディアがどういう状況なのかを分析し、次の施策を打ちながら取り組みを進めていきます。プロデューサーが立てた戦略に対して、どうWebマーケティングに落とし込んでいくのかを考え、具体的にデレクションを行っていきます。
オウンドメディア運営の目的を明確にし、目標達成のための戦略を作ります。編集長として、メディアの方向性を決め、コンテンツの編集も行います。制作・運用チームのベクトルを合わせるという重要な役割も担っています。
オウンドメディアを構築するエンジニアやWebデザイナーです。SEOの内部対策はもちろん、メディアの成長フェーズに合わせたUX改善も必要不可欠です。
ライターや編集者、グラフィックデザイナーなど、Webコンテンツ制作の人材です。コンテンツSEOはもちろん、メディアの戦略を理解しつつユーザーを満足させるコンテンツ制作が必須です。
オウンドメディア運用支援の会社は、先ほど紹介した人材や役割で足りていない部分を補うために様々なタイプの運用支援を行っています。
自社でどこまで人材が揃っているかによって支援の種類、範囲も変わってきます。具体的にどんな支援があるのか見ていきましょう。
オウンドメディアのコンサルティング会社は様々なノウハウを持っています。メディア制作や記事制作、運用は自社でできるけど、戦略の部分をサポートしてほしいという企業におすすめです。
オウンドメディアコンサルティング会社の選び方について詳しく知りたい方はこちらの記事もご参考に。
オウンドメディアコンサルティング会社の選び方。確実に成果を出すために
オウンドメディア構築に必要なCMSなどのツールを提供している会社です。Webサイト制作のできるエンジニアやWebデザイナーなど自社にいない場合は強い味方になります。
記事構成案作成や記事制作などコンテンツ制作を行います。コンテンツ制作は思った以上に手間のかかる業務です。
オウンドメディアの成果を速く出すためにも、スピード感をもってコンテンツを作成し、蓄積していくことは大変重要なことです。
戦略立案からメディア構築・記事制作・運用改善・SEO対策まで、オウンドメディアに関する全てをサポートしてくれるのが運用代行会社です。運用の人材が少ない企業や、コア業務と兼務している担当者にとっては強い味方となります。
オウンドメディア運用代行を検討する前に確認しておくべきポイント
オウンドメディア運用支援会社を選ぶとき、どういったことに気をつければよいのでしょうか。運用支援会社の担当者と面談をする際に一つ一つ確認しましょう。
オウンドメディア専門でやっている会社もあれば、サービスの1つとしてオウンドメディア構築・運営を行っているところがほとんどです。
なので、これまでにオウンドメディアについての実績があるのか確認しましょう。また自社の担当者になる人自身にも実績があるのか、必ず確認することが大切です。
これまで手掛けた業界で、自社の業界に近い実績があるのかどうか確認しましょう。もし同業界で実績があれば大変心強いのですが、全く同業界での実績というのはなかなか難しいものです。もし経験がなくても、足りない知識を補うべく情報収集に自ら動く姿勢があれば大丈夫でしょう。
運用支援会社によってサポートの内容は様々です。また特徴や強みもそれぞれです。自分たちが必要としているサポートを十分に提供できる会社なのか確認しましょう。世間で評価の高い会社であっても、自社に合うかどうかはわかりません。自社のニーズに合った会社を選びましょう。
オウンドメディアは中長期的な取り組みです。困ったときに頼りになる会社は心強い存在です。将来的に自社での運営を考えている場合、自走できるようサポートしてくれる会社に頼むことが理想的です。
まずは今抱えている自社の課題を明確にし、その原因がどこにあるのか、どの役割が自社でまかなえないのか、その領域をはっきりと把握することが大切です。現状を踏まえ、自社に合う最適な運用支援会社をぜひ見つけてください。この記事がパートナー探しのお役に立てることを願っています。
弊社ではオウンドメディアの運用支援をご提供しております。それぞれの企業の状況、リソースを踏まえ、オーダーメイドの実行支援をご提案させていただきます。オウンドメディアを運営する中でお困りのことがありましたら、お気軽にお問い合わせください。