オウンドメディアを運営する目的は企業によって様々ですが、目的のナンバーワンに挙げられるのは「集客」です。今回はオウンドメディアの集客を強化する方法について、オウンドメディア運用のメリットと併せて、詳しく紹介していきます。
オウンドメディアを運用しているが「なかなか集客に結びつかない」「集客アップの具体的な方法を知りたい」とお悩みのオウンドメディア担当者の方はぜひご一読ください。
オウンドメディアで集客を強化する方法
ペルソナの明確化
ペルソナとは、ターゲットとなる一人の架空の人物のことで、その人物のプロフィールだけでなく行動や価値観、ライフスタイルなど詳しくユーザー像を決めることが重要です。
ペルソナを明確にすることで、よりターゲットに絞った戦略を立てることができます。また担当チーム間で、ターゲットの認識をより統一できるというメリットもあります。
具体的なペルソナ設定の方法について詳しく知りたい方はこちらの記事もごさんこうに。
購買プロセスの整理
購買に至るまで、3つの段階があります。
- 興味を持ち情報収集している…「認知・興味」段階
- 商品や購入先を比較している…「比較検討」段階
- 商品や購入先を決定し、購入する…「購買」段階
段階が違えば、ユーザーが求める情報も異なります。そのためオウンドメディアのコンテンツのテーマや内容、キーワード選定は、購買段階に沿ったものにしなければなりません。
キーワード戦略
オウンドメディアは個々の記事に、対象となるキーワードを割り当てます。ロングテールワードでのアクセスを積み重ねていくことでテーマ性も高まり、ミドルワード、ビッグワードも狙いやすくなります。
オウンドメディアの効果をできるだけ早く上げるために、どのようにキーワードを攻めていくかという戦略について詳しく知りたい方はこちらの記事もご参考に。
SEO対策
狙ったターゲットの訪問数が多ければ多いほど、マーケティングの効果も大きなものになります。そのため訪問者数アップにつながるSEO対策は大変重要です。
こちらの記事ではSEOに強いオウンドメディアを制作・運用するためのポイントをご紹介しています。併せてご一読ください。
KPI・KGIの設定と分析による改善
プロジェクトの最終目標「KGI」と進捗を表す指標となる「KPI」はオウンドメディアでもとても重要です。例えば購買を目標とするならば、「新規/リピートユーザー数」「買い物ページへの遷移数」などがKPIになります。具体的な数値に落とし込みましょう。
オウンドメディアのKPI・KGIの必要性、設定方法について詳しく知りたい方はこちらの2記事もご参考に。
記事のリライト
長い期間オウンドメディアを運営していくと、記事内容を新しい情報に書き換えたり、リンクの追加をしたり、と記事のブラッシュアップが必要となります。公開済みの記事は古い記事であってもオウンドメディアに財産として蓄積され、読み続けられます。記事のクオリティを保ち続けることは大変重要です。
SEO記事のりライト方法・ポイントについて詳しく知りたい方はこちらの記事もご参考に。
オウンドメディア集客で得られるメリット
アクセス数の拡大がのぞめる
オウンドメディアはSEOの効果が現れやすいメディアです。オウンドメディアの内容を充実させることで検索順位も上がり、継続的なアクセスの拡大がのぞめます。
ユーザーに共感・親近感を抱いてもらえる
有益な情報を盛り込んだ大量のコンテンツをユーザーが見たとき、それだけの労力をかけた企業という認識が生まれます。
商品やサービスのメリットやデメリット、選択基準など、ユーザー目線のコンテンツを発信することで、ユーザーから共感を得られ、信頼関係が築かれます。それがブランド理解と信用度アップにつながります。
アクセス解析によるユーザー分析の活用
オウンドメディアは、様々な購買フェーズにあるユーザーが訪れます。アクセス解析をすることで、どの地域のユーザーがコンバージョンに結びつきやすいのか、どの悩みを検索する方がコンバージョンしやすいのかなど、分析をすることができます。分析結果を活かして、次の施策につなげることができます。
宣伝広告費を抑えながらリードを獲得できる
オウンドメディアは立ち上げてしまえば広告費などは発生しません。オウンドメディアはユーザーの信頼を得ながら、自社の顧客へと育てられるので、長い視点でみると宣伝広告費を抑えながらリードを獲得することができます。
集客以外にオウンドメディアで得られる効果
オウンドメディアは集客以外にも得られる効果が多くあります。あらためておさらいしてみましょう。
企業や商品・サービスの認知度向上
自社や自社商品の詳しい情報や専門的な情報をオウンドメディアで発信することで、顧客の自社ビジネスに対する認知度向上を図ることができます。
有益な情報を継続して発信し、メディアに蓄積していくことで、新規とリピート双方の顧客への集客力もアップします。
既存顧客のエンゲージメント向上
有益な情報を発信し続けることで既存顧客のロイヤルティ向上と販売促進を行うことができます。
ロイヤルティが向上することで競合他社との比較で有利になったり、リピート購入につながったりと大きなメリットがあります。
企業のブランディング
継続的に有益な情報発信してくことで、企業の信頼獲得にもつながります。
そのため企業のブランディングにも効果的です。
まとめ
オウンドメディアで集客力を上げる方法についておわかりいただけたでしょうか。オウンドメディアは継続的な運用があって初めて花開く取り組みです。時間はかかりますが、他社との差別化を図れる最強のツールです。
自社のオウンドメディアをもう一度振り返り、集客アップの方法が実行できているか確認してみてください。
弊社ではオウンドメディアに関するコンサルティングをご提供しております。それぞれの企業に合わせた最適な施策をオーダーメイドでご提案させていただきます。オウンドメディアの制作・運営についてお困りごとがありましたら、お気軽にご相談ください。