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SXOとは?その意味と今日からできる具体的な対策

SXOとは

SXOはSearch Experience Optimizationの略語です。
Search Experience Optimizationとは検索体験最適化という意味です。
つまりユーザーの検索体験を最適なものにすることを指します。
2012年頃から提唱されてきた用語です。
Googleのスパム対策チームのリーダーで、検索品質チームとともに検索エンジン最適化問題の対策にあたっているGoogleのマシュー(マット)・カッツ(英語:Matthew “Matt” Cutts)がyoutubeのGoogle Webmastersチャンネルに投稿した動画の中でもでてきています。
マット・カッツ氏のSXOに関する言及

SEOとは何が違うの?とよく聞かれるので、次から説明していきます。

SXOとSEOの違いは?

SEOとは、”Search Engine Optimization” の略で、検索エンジン最適化のことです。
SEO対策はSearch Engineつまり「検索エンジン」に最適化することを指し、
検索エンジンのオーガニックな検索結果においてサイトが上位表示されるように対策をすることを意味します。
一方で、SXOは、”Search Experience Optimization” つまり、Search Experience(ユーザーの検索体験)を最適なものにするという概念です。
よりユーザーの検索ニーズを満たすことに主眼をおいたものと言えます。

SEOとSXOの違いのイメージ

SXOの具体的な例

SXOの例をあげて見ましょう。例えば、「ペペロンチーノ 作り方」と検索したユーザーに対するSXO対策を考えてみます。

検索ニーズを類推し、それに答える情報を提供する
「ペペロンチーノ 作り方」と調べたユーザーは「ペペロンチーノの作り方が知りたい」と考えていると推測されます。
そのユーザーに対して、
「ペペロンチーノに関連するコンテンツを入れたほうが検索エンジンに評価されやすいから「ペペロンチーノとは?」というコンテンツを入れよう」
などとしてはいけません。
「ペペロンチーノの美味しい作り方」や「ペペロンチーノを作る際の注意点」「ペペロンチーノを作るときに必要な材料」などのユーザーがペペロンチーノを作るときに役立つであろう情報を伝えてあげることが重要です。

検索背景やシチュエーションまで想定し、情報の伝え方も工夫してあげる
検索体験に最適化するということをさらに踏み込んで考えると、情報の伝え方も工夫する必要があります。
「ペペロンチーノ 作り方」と検索したユーザーはどのような状況でそのキーワードを検索しているでしょうか?
キッチンに立ち、今まさに作り始めようとしているかもしれません。

ユーザーの検索ニーズのイメージ

そのようなシチュエーションを想定すると
「素早く要点を把握したいはずだから記事の冒頭にポイントを簡潔にまとめたセクションを設けよう」とか
「具体的に調理工程を動画で見せたらわかりやすいんじゃないか」
などとよりユーザーのニーズに合わせた情報の伝え方を考えると良いでしょう。

SEOは不要?SEOも必要

では、SXOが重要だと言われてきている今、SEOは不要となるのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。
もちろんユーザーの検索体験を最適にする努力をすべきですが、同時にそのコンテンツをよりGoogleなどの検索エンジンに正しく認識して、評価してもらうための工夫もすることがベストだからです。
例えば、自身が用意したページをよりindexしてもらいやすいようにXMLサイトマップに該当記事のURLを記載しSearchconsoleからindexをリクエストする。
より認識してもらいやすいように画像ばかりでテキストがほとんどないページではなく、きちんとテキストを中心とし、ところどころ必要なところでイラストや画像、動画などを使用するなども必要となってくるでしょう。

SXO対策は何をしたらいい?おすすめのSXO対策

SXOの意味や、SEOとの違いはわかったけど、具体的に自分のサイトの場合、どのように対策したらいいのだろうという方もいらっしゃるでしょう。
ここではオススメのSXO対策のアクションを3つ紹介します。

おすすめのSXO対策1 実際にユーザー視点で検索体験をしてみる。

実際にユーザー視点で検索体験をしてみる。もしくはその検索ニーズを抱えた第三者にインタビューする
これが一番良いです。コンテンツ制作者だと客観的に見れないようであれば、知人や第三者のモニターに実際にシチュエーションを想定して、検索してみて、そのサイトが表示された時の感想をインタビューしましょう。

おすすめのSXO対策2 検索体験に影響する共通項目をチェックする

下記の内容は検索キーワードにかかわらず、検索体験において重要です。それぞれの観点からご自身のサイトをチェックして見ましょう。

  • 初心者にもわかりやすい内容になっているか、そのページで詳細を紹介できない場合は詳細な内容が得られる別ページへの導線を用意しているか
  • 素早く必要な情報を把握できるか(目安としては10秒以内で検索ニーズが満たせるか)
  • 情報の信頼性は担保できているか(参照元や、著者情報、監修者情報などは明確か)
  • PCだけでなく、スマホやタブレットでの閲覧は快適か(表示の崩れや小さすぎる文字になっていないか)
  • サイトの表示速度は早いか(読み込みに時間がかかりすぎていないかチェックツールでチェック。)
  • AMP(Accelerated Mobile Pages)対応をしているか
  • サイトのセキュリティまで配慮されているかSSL対応(secure sockets layer)を行っているか
  • ユーザーがコンテンツを見る上で、広告が邪魔になっていないか

オススメのSXO対策3 SEOの基本項目をチェックする

SXOとSEOは全く別物ではありません。
Googleがユーザーにとって最適な検索結果を提供しようとしていることから、Googleが推奨している方法をとることで、結果的にユーザーの検索体験も最適化されることが多々あります。
そのため、GoogleがオススメするSEOの方法を学び、その内容が自身のサイトやページで十分できているかを確認すると良いでしょう。
Googleは検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドというものを用意しています。
Googleがおすすめの方法に基づいてSEOの基礎知識を包括的に学ぶことができます。
このスターターガイドをご自身のサイトやページと照らし合わせて、改善すべき点を洗い出し、優先順位をつけ、ご自身のコンテンツを改修・追加していきましょう。

検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド

SXO対策の観点から自分のサイトを見直そう

SXOの意味やその重要性、具体的な施策方針はつかめましたか?
競合がたくさんいて、なかなかSEOで上位化できずに困っているという方は、今回の記事の内容を踏まえて、今一度ご自身のサイトやコンテンツを見直してみましょう。
方法はいくらでもあるので、必ず改善策が見つかるはずです。
また、「そんな時間もないし、具体的に自社のサイトの場合はどう対策したらいいか教えて欲しい。」という方は下記のお問い合わせフォームよりご連絡ください。弊社の選任のSEOコンサルタントがあなたのサイトをみて、具体的な相談に乗らせていただきます。

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この記事を書いた人クオーターSEO編集部

九澤悠/WEBディレクター 10年間に渡り、WEBコンサルタント及びディレクターとしてアクセス解析業務に従事。さらに、SEOコンサルタントとして、様々な企業様にSEO戦略立案を担当。 これまで、100サイト以上のWEBサイトの分析、戦略立案・改善提案を手がけてきた経験をもとにWEB担当者様に役立つ記事を執筆。

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