デザインやコンテンツを一新したい、集客増やしたい、などリニューアルの目的は様々です。ただ、サイトをリニューアルしたら必ずアクセスが増えるわけではありません。逆にアクセス数が激減した…という話も少なくありません。今回はサイトリニューアルを行う際に行っておきたいSEO対策のポイントをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
目次
ホームページの耐用年数は2~3年と言われていますが、「3年経つからリニューアルしよう」ではなく、リニューアルのタイミングは「なぜサイトリニューアルを行うのか」という目的を明確に持つことが大切です。サイトに予約機能をつけたい、決済機能をつけたい、など新しい機能を追加することもリニューアルのタイミングとしてよくあります。新しい機能を使ったときの具体的なイメージを予め持っておくようにし、リニューアルの目的から逸れないようにしましょう。せっかくの機会だからとあれもこれもと追加してしまうと時間とコストがどんどんかさんでいくことになります。
同じようにデザインやコンテンツを刷新するリニューアルでも、刷新することでユーザー目線で、どういう見え方に変わるのかを具体的にイメージすることが大切です。漠然とサイトを新しくしたいではなく、その必要性をしっかり考えましょう。
サイトリニューアルは時間とコストをかけても達成したい目的があるときに行うのがベストです。慎重に検討し、しっかりと対策を行うのが重要です。
URLやドメインが変更されるサイトリニューアルでは特に注意が必要です。旧ページのURL内容と対応する新しいページのURLに301リダイレクトを設定しておきましょう。これをしておかないと、旧ページの評価を新ページに引続ことができず、アクセス数の急減を招いてしまいます。
また、特定のページを削除し、リニューアル後に対応するページがない場合は、404の設定をしておきましょう。その際、ユーザーが離脱しないように他ページとデザインを揃えたり、404ページだとわかる文言にしておきましょう。
XMLサイトマップ(sitemap.xml)とは、サイト内に存在するページをリストアップしたページのことで、サイトの地図のようなものです。検索エンジンがサイト内のURLを集める手がかりとなります。そのためXMLサイトマップの設置はクローラビリティの改善につながります。リニューアル後にサイトの構成が大きく変わるときなどは送信しておきましょう。XMLはGoogle Search Consoleにて設定することができます。
ディレクトリ構造はリニューアル後に変更しようとするとかなりの労力を伴います。理想的な構造はトップページから第一階層、第二階層、それ以降…と「トップ→カテゴリ→コンテンツ」というピラミッド型になっていることです。こうすることによってクローラーがサイト内を回りやすくなります。
URLは複雑なものではなく、シンプルなURLにすることで、ユーザーにも検索エンジンにもページやディレクトリの役割が理解しやすくなります。
また、URLは日本語と英語どちらも使用でき、SEO的にどちらが有利・不利ということもありません。ただ一般的には英数字(できれば小文字)で統一した方が良いとされています。日本語の入ったURLをコピーしてペーストするとエンコードの影響により異なる文字列になってしまい、大変長くわかりにくくなってしまうためです。
いかがでしたでしょうか。サイトリニューアルはSEOの課題を修正するチャンスでもあります。ただ正しいSEO知識を伴っていなければ失敗に終わってしまうことになります。どんなに良いサイトでもユーザーが見てくれなければ意味がありません。きちんとユーザーの目に留まるよう、的確なSEOの参考になれば幸いです。
URL変更を伴うサイトリニューアルについてはこちらの記事も参考に
弊社ではサイト製作やリニューアルの際のSEO対策についてもご支援しています。自社でのSEOチェックが不安という方はお気軽にご相談ください。