2019年9月24日に今年3回目となるコアアルゴリズムアップデートが実施されました。このコアアルゴリズムアップデートは、今年の3月と6月に実施されたものと同様に規模の大きいもので、大きな順位変動が起こっています。今回はコアアルゴリズムアップデートの概要とその対策についてご紹介いたします。
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コアアルゴリズムアップデートとはGoogleが検索アルゴリズムのベースとなる部分を大きく見直して変更を行うことです。細かなアルゴリズムのアップデートは毎月のように行われていますが、コアアップデートは年に数回実施されます。ちなみに、2018年度は3月2日、4月18日、8月1日の3回に渡ってコアアルゴリズムアップデートが行われています。
今回は前回(2019年6月)と同様に、事前告知としてGoogle検索の広報用のSearchLiaisonがコアアップデート開始前にTwitterで告知しました。告知した理由はサイト運用者からのリクエストが多かったためとしています。アップデートの影響範囲が広範囲で告知した方がよいと判断した場合に限り告知される傾向があります。
公式アナウンスからコアアップデートが展開されてから完了されるまでに数日を要します。コアアルゴリズムアップデートによって検索アルゴリズムに大きな調整が入るため、順位変動も大規模となり数日間の順位変動が起きます。
自然検索順位をどのように決定するかの仕組みの部分に調整が加わるため、コアアルゴリズムアップデートが実施されると、多くの場合大幅な順位の変動が発生します。今回のコアアルゴリズムアップデートでは、特に医療・健康や美容、金融や就職など、人の生命や人生に大きく関わるようなジャンルのキーワードで順位変動幅が大きくなっています。Googleはこれらのジャンルを「YMYL(Your Money or Your Life)」と呼び、情報の正確性や専門性を重視してきました。
今回のコアアルゴリズムアップデートによって検索順位が急に落ちてしまったという場合は、サイト全体を精査して、コンテンツ品質や表示速度などの問題が発見できれば修正します。ただ、アップデートで順位が下がったとしても必ずしもサイトに問題があるとは限りません。Googleはユーザーがより快適かつ迅速に、正確で有益な情報にたどり着ける検索エンジンを目指しています。重要なのは、サイトがユーザーに対して優れたコンテンツを提供できているか、ということです。その基本から逸れていなければ、多くのコアアルゴリズムアップデートで技術的な対応は必要ありません。
コアアルゴリズムアップデートの仕組み、対応に関してはGoogleが具体的に説明しています。再確認の意味も込めて読んでみてください。
いかがでしたでしょうか。2019年6月のコアアルゴリズムアップデートの概要と対応策についてご紹介してきました。順位が上がった下がったと一喜一憂するのではなく、自サイトがユーザーのニーズに合致したコンテンツを適切に提供できているか確認する機会にしてみてください。
もし、SEO対策しても順位が上がらない、今回のようなGoogleアルゴリズムアップデートで順位が下がったけど対策がわからない、などお困りの場合は弊社でも、サイトを調査し必要な対策をご提案させていただきます。ぜひお気軽にお問い合わせください。