アンカーテキストは内的SEOを行う上で外すことのできない施策の一つで、サイトのユーザビリティやSEO効果を高める重要な役割を担っています。
今回はアンカーテキストの意味、SEO上の効果と設定時の注意点について、詳しくご紹介していきます。アンカーテキストの扱い方をマスターしてサイトのSEO評価向上を目指しましょう。
目次
アンカーテキストとは、アンカータグ(<a>~</a>)で囲まれたテキストのことです。リンクテキストと呼ばれることもあります。アンカータグで囲まれたテキストにはリンクが貼られ、指定したリンク先にジャンプすることができます。
アンカーテキストはSEO対策においてとても重要です。
検索エンジンはクローラーと呼ばれるロボットがアンカータグで設定されたリンクを介してWebサイトを回っています。そのときクローラーは設定されたアンカーテキストを参考に、リンク先の内容を認識します。これは内部リンク、外部リンクどちらにおいても同じです。アンカーテキストとリンク先の内容が一致していれば、検索エンジンはアンカーテキストに含まれるキーワードをそのページの重要なテーマと認識し、そのキーワードで検索順位を上げていきます。
またサイトの回遊率が高まることはユーザーに対してだけでなく、検索エンジンに対しても有効です。リンク先のページ内容をわかりやすく設定していれば検索エンジンは正しく登録(インデックス)することができます。リンクを正しく設定することでクローラーもサイト全体を回遊でき、ページのインデックスにつながります。
アンカーテキストを設定する際には、以下の4つの点に注意しましょう。
リンク先の内容がわかるようなテキストにすることが第一です。例えば「詳しくはこちら」「ここをクリック」という表現ではなく「SEOコンサル会社の選び方について詳しく知りたい方はこちら」のようにリンク先のコンテンツがイメージしやすいような具体的なテキストで設定しましょう。
アンカーテキストにキーワードを含めることは重要なポイントですが、キーワードを多く詰め込みすぎるのはNGです。ペナルティの対象となる可能性があります。2、3個の単語からなるテキストか、短いフレーズ程度のパッと瞬時に内容がわかるくらいの長さにまとめるのがコツです。
内部リンクを貼るときに「相対リンク」か「絶対リンク」かで悩むこともあるでしょう。相対リンクとは「/blog/」や「…/blog/」という形のリンクを指し、「絶対リンク」とは「https://sxo.design/blog/」というフルパスのリンクを指します。どちらの貼り方でもSEO効果に差はないと言われていますが、Googleは絶対リンクを推奨しています。
参考:Google Search Consoleヘルプhttps://support.google.com/webmasters/answer/35156?hl=ja)
というのは、サイトのディレクトリ構造が変化しても元々から存在しているファイルへのリンクが切れないからです。ワードプレスでも絶対リンクを採用しています。
ページ内からリンクを張る際、1ページあたりの内部リンク数、外部リンク数は100未満に抑えるのがよいでしょう。リンクの数が多すぎるのはクローラーの負担を下げるだけでなく、その方がユーザーにとってもわかりやすいサイトとなるからです。
アンカーテキストは正しく設定していればサイト内の回遊率も高まり、SEOにも強く関わってくる重要なポイントです。ご紹介したポイントに留意し、サイトの評価を高めていきましょう。丁寧に徹底することで、長い目で見たときにサイトの集客に着実に結びつくはずです。
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