「記事数を多くすれば上位化できるの?」という疑問をお持ちではないですか?
または、とにかく記事をたくさん用意すれば順位が上がると思ってはいませんか?
結論から言うと、単に記事数だけを増やしてもSEOに効果的に働くことはありません。
質の低いコンテンツを量産しても、Googleは評価してくれないからです。
しかし、記事を正しく増やすことができれば、実は大きな効果が期待できます。
今回は今すぐ実践できる効果的な記事数の増やし方や、併せて行いたいSEO対策についてまとめて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
記事の冒頭でもご説明しましたが、記事数とSEOでの上位化には直接的な関係性はありません。
なぜならば、Googleが評価しているのは「コンテンツの量」ではなく、「コンテンツの質」を重要視しているからです。
例えば、Googleは以下のことを避けるように明示しています。
(参考:Google検索セントラル「コンテンツを最適化する」)
つまり、似たページを量産したり、簡単に作れるからといって低品質なコンテンツばかり作っても全く意味がありません。
それどころか、サイトの評価を下げる要因になり得ます。
いかにユーザーが求めているものを把握しコンテンツとして提供できているか、これこそが最も重要になるので覚えておいてください。
質の良いコンテンツであることを前提とした場合のみ、記事数を増やすことで受けられる大きなメリットがいくつかあります。
代表的なものを3つご紹介します。
記事数が増えるということは、それだけサイトへの入口が増えるということです。
ユーザーによって悩みや要望は様々なので、検索するキーワードも勿論違ってきます。
例えば転職というワードの場合、「転職」で検索を行うユーザーもいれば「転職 失敗」や「転職 面接」で検索を行うユーザーもいます。
対策するキーワードを増やし、各ユーザーのニーズに合った記事をたくさん用意することで、サイトへの流入アップも期待できます。
流入が増えれば、コンバージョンに結びつく可能性も高くなってくるわけです。
サイト内回遊率とは、1回のサイト訪問でユーザーが何ページ閲覧したかを表す指標のことです。
ユーザーは、本来であれば目的としていた記事が読めたら満足するでしょう。
ところが、質の良い記事を読んで「この記事は面白い!」と思ってもらうことができれば、別の記事も閲覧したりしてサイトに長時間滞在してくれます。
その結果、ユーザーに質の良いコンテンツを提供してくれる企業だと信頼され、商品やサービスにも興味や関心を持ってもらえたりします。
記事数が増えることにより、Googleからの評価が上がり上位表示される確率が高まります。
まず、Goolgの検索データベースに登録されることをインデックスと言います。
検索順位はGoogleの独自アルゴリズムで評価されて決まりますが、そこでは関連性の高さも評価されます。
評価対象はインデックスされているサイトですので、まずはインデックスされることが重要になってきます。
記事数が増えれば特定のトピックに関連するページも増えるので、Googleのクローラー(サイトの情報を収集する自動巡回ロボット)がページを巡回しやすくなったり、ページの関連性の高さを評価してくれます。
それにより、インデックスされやすくなり上位表示にも関わってきます。
◆インデックスについてはこちらの記事も◆
Googleにインデックスされたか確認する方法と登録を促す方法
それでは、以下の重要なポイントに気をつけて記事数を増やしていきましょう。
記事は質が最も重要なことをご説明しましたが、質の高い記事であるためにはGoogleの「品質に関するガイドライン」を遵守している必要があります。
このページでGoogleは、ユーザーを騙したりユーザーの利便性を考えないような不正行為や偽装行為の禁止を明記しています。
また、検索エンジンの為ではなく、ユーザーに役立つコンテンツであるかを最優先に考えることを方針として伝えています。
1つでも引っかかる項目があるとサイトの評価が下がりかねないので、必ず確認し遵守するようにしましょう。
Googleでは、特定のジャンルに特化したコンテンツが評価されやすくなっています。
専門性が高ければ高いほど、ユーザーのニーズに答えられる割合が高くなるためです。
例えば「メイク」「飲食店」「服」など、バラバラのジャンルを扱うよりも、「メイク 仕事」「メイク デート」「メイク 落とし方」などの特定のジャンルでのキーワードで記事を書いていく方が、「メイク」について調べたいユーザーのニーズを的確に満たすことができます。
そのため、色んなジャンルの記事よりも、ある特定のジャンルに絞って記事を増やしていきましょう。
専門性を持たせるために、記事を執筆する際は専門的な知識や経験などを盛り込むと、ユーザーからの信頼も得やすくなります。
たとえ良い内容だとしても、他のサイトの記事をほぼコピーしただけの記事はNGです。
既にある記事を流用し少し手を加えた記事をたくさん掲載したとしても、Googleは「無断複製されたコンテンツ」や「自動生成されたコンテンツ」を評価しないことを明示しています。
要するに、SEO的に全く意味がないのです。
オリジナリティを持たせるためには、競合との差別化を図る必要があります。
どうすれば、自社の記事が競合には真似できない魅力的なものになるか考えてみましょう。
例えばですが、上記の内容を盛り込むことでも十分に記事のオリジナリティが高まると思います。
ここでは、重要な内部SEO対策(サイト内のコンテンツを良くするために行う施策)をご紹介します。
記事がなかなか上位表示されないのは、ここでご紹介する対策が十分にできていないのかもしれません。
併せて行っていただくことで上位化する可能性もかなり高くなりますので、参考にしてみてください。
検索するユーザーは、記事のタイトルを見て求めている情報かどうかを判断します。
そのため、タイトルには上位表示させたいキーワードを必ず入れるようにしましょう。
また、できればユーザーが思わずクリックしたくなるような、分かりやすいかつ興味を引くようなタイトルにしてみてください。
タイトルだけでなく、見出しや本文にもキーワードを入れるようにしましょう。
ただし、不自然にたくさんキーワードを入れるのは避けるようにしてください。
ユーザーが記事を読みづらくなってしまうので、適切な量を自然に入れ込むのがベストです。
同じブログ内の別の記事ページへのリンクのことを、内部リンクと呼びます。
先述しましたが、Googleはページの関連性の高さを評価してくれます。
関連した記事には内部リンクを設置することで、Googleクローラーに巡回しやすいサイトとして認識され、評価に繋がります。
画像のaltタグとは、エラーなどで画像が表示されなかったときに、代わりに表示されるテキストのことです。
例えば画像が「空にかかった虹」の場合、altタグには「空にかかった虹」などのようにテキストを入れます。
Googleは画像そのものを認識できないので、正しく画像の情報を伝えるためにも分かりやすいaltタグを設定しましょう。
TOPページから各記事までたくさんクリックしないと辿り着けないサイト構造の場合、クローラーが巡回しにくくなってしまいます。
複雑な階層構造にしてしまうとユーザーにとっての利便性も良くないため、2クリックで記事に辿り着けるのを目標にしましょう。
WordPressならカテゴリを設定することで解決できます。
基本的なSEO対策ができたなら、SXO対策を行うことをおすすめします。
SXOとはSearch Experience Optimizationの略で、日本語では「検索体験の最適化」と訳されます。
つまり、SXO対策とは検索したユーザーの検索意図に合致したコンテンツを提供し、ユーザーを満足させる対策のことです。
ユーザーの役に立つコンテンツの提供だけでなく、ページの見やすさや情報の信頼性など、ユーザーにとって最適な検索体験をしてもらうことを何よりも重要視しています。
検索エンジンを対象に施策を行うSEO対策に比べ、SXO対策はユーザーをターゲットに行うものなので、ユーザーの満足度が上がることで自然と上位化することも可能になります。
今よりもっと自社のサイトをユーザーにとって魅力あるものにしたいならば、近年主流になりつつあるSXO対策にシフトしていきましょう。
◆SXOについてはこちらの記事も◆
Googleで上位化させたいなら、最も重要なのは記事の質であることを必ず覚えておきましょう。
その上で、記事内でご紹介したポイントに気をつけて記事を増やしていくと、Googleに高品質な記事と認識され評価されやすくなります。
また、基本的なSEO対策だけでなくSXO対策も併せて行うことで、ユーザーにとって貴社のサイトがより満足度の高いものになりますので是非検討してみてくださいね。
もし、「SXO対策をやってみたいけれど何から始めたら良いかわからない…」という不安をお持ちの方は、9uarter(クオーター)へご相談ください。
SEO対策はもちろん、SXO対策についてもフルでサポートさせていただきます!