自社のオウンドメディアや自社サイトのブログなど、記事を作成する前に欠かせないのがキーワード調査やキーワード選定です。記事がターゲットユーザーに読まれるためですが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
今回はキーワード調査やキーワード選定の目的を再確認すべく、改めて解説していきたいと思います。すでに自社ブログをされている方もこれからオウンドメディアを運営するよ、という方もぜひご一読ください。
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キーワード選定とは、検索エンジンで上位表示したいキーワードを選ぶことです。キーワードを選定しないと、まずコンテンツの方向性がまとまらず一貫性のないサイトになってしまいます。上位表示されるためには、タイトルやコンテンツ内にキーワードを盛り込まなくてはなりませんが、選定をしていないとそういったこともできません。軸となるキーワードがないため、何を伝えたいのかユーザーにも伝わりにくく、結果的に最後まで読んでもらうことなくページから離脱されていまいます。つまり、キーワードを選定していないと様々な対策も打てず、ただインターネットという海を誰にも気づかれず漂うことになってしまいます。
キーワード調査の方法やコツ、ツールについては多く語られていますが、そもそもの目的についてはよくわからない…という方も多いのではないでしょうか。キーワード調査・選定を行うメリットについて具体的に見ていきたいと思います。
こちらが発信したい情報を一方的に流しても、ユーザーがその情報を求めていなければ、ユーザーに届く可能性は低く、効率的ではありません。キーワード調査を行うことで、ユーザーの悩み、解決したいこと、知りたいと思っている情報が何なのかを把握することが大切です。こちらが提供できる情報とターゲットユーザーのニーズが合致したときに共感を生み、ユーザーの信頼感を得ることができます。
情報を誰に届けたいのか、例えば企業のWeb担当者をターゲットするとして、そのうちの1人なのか、100人なのか、1000人なのか、多くの人のニーズに合致するトピックを選定することで反応も大きく変わってきます。キーワード選定を適切に行えば、多くのターゲットユーザーの興味関心に合ったトピックを選び出し、そのトピックに関する記事を用意することができます。偏った情報やトピックでは、結局ユーザーは他の様々なサイトを巡ることになってしまいます。自社の記事だけでユーザーの悩みが解決できることが大切です。
コンテンツはユーザーのニーズを幅広く満たすことのできる情報の厚みが必要です。一つのテーマに沿って記事の構成を考えていく過程で、見出しをピックアップしていく作業が必要になってきます。その作業で盛り込むべき情報が可視化され、コンテンツの全体像が俯瞰できます。ユーザーの求める情報が豊富に盛り込まれ、わかりやすく掲載されたコンテンツであれば、自然と網羅できるキーワードも多くなり、細かいニーズに応えるコンテンツを作り上げることができます。
Googleの検索結果で競合の記事より上位化すれば、より多くのユーザーの目に触れ、読んでもらえる可能性も高まります。現在は検索結果にはコンテンツが充実したページの多くが上位表示される傾向があります。先に挙げたキーワード調査・選定を丁寧に行い、記事を積み重ねていくことで上位表示につながり、より多くのユーザーの目に触れるという理想的な循環ができあがります。
いかがでしたでしょうか。日々、記事を作成することに追われていてキーワード選定の目的が何なのか忘れてしまっていたよ、という方も多いのではないでしょうか。あらためて、キーワード選定の目的を確認することで、自社サイトのブログ更新に取り組む姿勢も変わってくるのではないでしょうか。
弊社ではオウンドメディア運営や既存コンテンツの見直し・リライト設計なども行っております。お困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。