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コンテンツSEOに欠かせない!ライターに記事を依頼する際のポイント

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ライターの仕事を知ろう

 現在、コンテンツマーケティングが非常に注目されています。
 コンテンツマーケティングとは、質が高く、内容のあるコンテンツを作成、展開すること(たとえば、自社ブログやオウンドメディア、メルマガなど)により顧客と検索エンジンからの評価を高めることを目指す手法で、Googleの検索エンジンの新しい評価体系にアジャストしている上に、中長期を見据えた情報資産の形成、という観点でも有効です。
 そして、上質なコンテンツを、できるだけ多数作成するためには、ライターとの協力関係が必須です。
 その中で注意すべきことは、社内のライターに依頼する場合も社外のフリーライターに発注する場合も原則は同じです。
 ですので、ライターという仕事や、ライターをしている人々の特性を把握したうえで依頼をすることで効率化を図ることができます。
 では、皆さんはどのぐらい、ライターという仕事についてご存知ですか?
 ライターは、ライティングをして報酬を得る人々です。これは言わずもがなですね。
 よく混同されますが、小説家や劇作家などのいわゆる芸術家とはライティングの目的が異なります。作家は自身の表現したいことを最も適切に表現することが求められますが、ライターはクライアントの依頼とユーザーの好む方向に沿ったライティングを行うことが求められます。そして、それぞれがその目的に沿ったスキルセットや姿勢を持っています。
 では、具体的にライターは、どのような手順で仕事を進めるのかを見ていきましょう。
 まず、クライアントからの依頼を受けます。社内ライターの場合は別ですが、フリーライターの場合は、この依頼を受けるかどうかも自分で選びます。ライターが依頼を受けるかどうかを検討する際には、テーマ設定、納期、報酬、本数と文字数(仕事のボリューム)などが関係してきます。
 依頼を受けたら、該当するテーマに対し調査を行います。これは、デスクリサーチだけのこともあれば、外部への取材や調査が必要な場合もあります。
 これら「素材集め」を行いながら、実際にコンテンツを制作していきます。
 そして、コンテンツが完成したらクライアントとそれを確認し、クライアント側から承認されれば納品して報酬を受け取ります。
 ここで重要なのが、コミュニケーションです。
 短納期で、デスクリサーチでことたりるテーマや内容ならともかく、取材などが絡む場合はそれなりの期間がかかります。工程ごとにクライアントとコミュニケーションをとって、方向性として間違っていないかを確認していきます。
 また、第一稿の納品後にクライアントから「全然違う!」といわれないように、定量的な情報だけでなく、可能な限り定性的な情報も手に入れておきます。
 なぜ、なんのためにこのコンテンツが作られるのか。
 誰に、いつ、どのようにリーチするのか。
 他のコンテンツはどんなトーンや内容か、サイトそのものはどうか。
 などの周辺情報が多ければ多いほど、ライティングはマッチしたものになります。
 ですので、あなたがライター(や、それを目指す方)なら、このような確認は可能な限り行ったほうがいいでしょう。書き直しや修正が多数発生すると、他の案件にも影響が及びます。
 あなたがライターに依頼したい、クライアント側の担当者なら、基本的な情報をきちんと渡すだけでなく、それ以外に必要な情報はないかをライターに確認しましょう。相手から聞かれるまで待つ、という待ちの姿勢は、後々トラブルのトリガーになります。また、情報をライターに伝えられるよう、まずは自社内で詰めておきましょう。
 

ライターの依頼料金の相場

 ライターへの依頼料金は千差万別です。
 アルバイトや、その延長線上であれば時給程度や、1文字いくらで依頼ができるでしょうし、プロのライターや著名なライターに依頼をする場合は、そのライターが設定した報酬体系に沿って依頼料金が決まります。
 また、依頼料金の算出方法も、文字単価、記事単価、ページ単価、時給などさまざまな方法があります。
 それぞれ目的に応じて選ぶべきですが、ここではわかりやすくするために、文字単価で考えていきましょう。
 求人メディアや、クラウドワークサービスなどの情報を総合すると、初心者の場合は1円/文字。ライターや編集としての社会人経験や高度な専門性がある中級者の場合は3~15円/文字ぐらいになるようです。
 ですので、3000文字の記事を依頼する場合は、初心者なら3000円程度。中級者なら9000~45000円程度が相場観になります。
 高い、安いの問題ではなく目的に応じて依頼先を決めましょう。
 自社ブログの中でも、一般の感覚を生かしてできるだけ多くのコンテンツを集めたい場合は初心者ライターをできるだけ多く集め、その中で仕事の質や相性がいいライターと継続して仕事をすればいいでしょう。
 その一方で、法律や医療などに関連するコンテンツを作成したい場合は、信頼性を確保するためにも専門性が高いライターに依頼したほうがよいでしょう。
 また、ライターの中には、個人ですでに名声を持っている(PVを持っている、とも言います)方もいます。このような場合は、扱ってもらうことで多くのPVを生むことが期待できますが、料金もかかります。
 このような場合は、二次利用の是非や内容(他コンテンツにも転用可能か)、PV獲得施策との兼ね合い(通常、WEBページのPV獲得施策は、10000PVで30~50万円程度かかることが多い)で予算感を把握したほうがよいでしょう。
 あなたがライターで、しかもフリーのライターの場合は、あなたの報酬はあなたが決めます。ですが、当然のこととして、高い報酬を得るためにはそれなりの責任を負う必要があります。責任を負いきれない範囲での依頼を受けてしまうと、ライターとしての信頼を失ってしまいますので、自身のスキルや専門性に応じて報酬を考えると良いでしょう。

ライターと共有すべき内容

 すでにお書きしたように、ライターとは事前の、そして途中でもコミュニケーションをとってすり合わせをしていくことが重要です。こちらでは、基本的な共有事項について確認しておきましょう。

納期

 納期については、原則クライアント側のコンテンツをどう使うか、という計画によって決まります。
 あまりに短納期になるとコンテンツの質が低くなる恐れがあり、またライターに断られる可能性も高まります。余裕を持った納期設定を行うためには、あらかじめ社内でコンテンツを利用するプロジェクトのマネジメントを行う必要があります。
 また、納期が長い場合も注意が必要です。取材がある、特定のイベントなどを扱うなどの、納期が長くなる必然性が高い場合は別として、納期が長くなればなるほど、その仕事が後回しになる可能性が高まります。定期的に進捗を確認するか、途中での中間成果の確認機会を設けるようにしましょう。

本数

 ライターは、依頼された仕事の全体量と、現状抱えている仕事の量を総合して対応可能かどうかを判断します。よほど余裕があるライターでなければ、芋づる式や五月雨式に仕事が増えるのは嫌がります。
 全体像をしっかりと伝えられるようにしましょう。

文字数

 文字数そのものの設定もですが、どこまでの上下が許されるのかと、可能ならその理由も伝えるようにしましょう。
 例えば、商品紹介ページのテキストであれば、2000~2500字程度が適切、といわれています。これは、消費者の集中力や興味関心の持続から導き出された長さといわれています。
 また、ブログやまとめサイトのような形式の場合、1ページの文字数が決まっていることが多いため、中途半端な分量での納品されることは避けたい場合もあります。
 また、文字数を大幅に超過、または不足した場合、報酬や、契約への影響がどうなるかも確認しておきましょう。

参考URL

 ライター自身に専門性がなかったり、仕事をするのが初めてで、ライティングの傾向がつかめていないライターの場合は、参考URLを提示することでコンテンツの内容をコントロールしましょう。
 このことで、イメージしたものと全く異なるコンテンツが作成される可能性が低くなります。
 ただし、SEOでは致命的な欠陥となるコピペの乱用を防ぐためにも、参考URLは必ず、クライアント側でも一度全て確認しましょう。

契約と内容は事前に確認を

 フリーランスのライターの多くは個人事業主か、アルバイトです。ですので、業務委託契約の内容については明確に定め、エビデンスの残る形で取り交わしておく必要があります。
 これは、ライターとのトラブルを避けるうえでも、また社内的なトラブルを避けるうえでも重要です。
 ここでは、契約書を作成するにあたって最低限必要な項目について紹介いたします。

単価

 何に対して、どのように報酬が支払われるのかを明確に定義しましょう。
 文字単価を採用する場合には、「どのツールで文字数を定義するか」を定めることが重要です。
 また、追加料金の発生要件や、減額の場合などについて定めておくことが必要です。
 業界特性上、ライターとの仕事は信頼関係をベースにすることがほとんどなのですが、コンテンツマーケティングの隆盛により、クラウドアウトソーシングサービスを介して、これまでライターとして仕事をしたことがない人もライターとして仕事の依頼を受けることができるようになっています。すると、これまでは双方プロだったので確認しなくてよかったことについても確認することが必要になるでしょう。

支払い

 支払期日、支払方法、手数料負担者、消費税込みか、抜きかなどは決めておきましょう。

源泉徴収

 ライターに報酬を支払う場合、クライアント側が源泉徴収を行います。
 原稿料や講演料やデザイン料などの源泉徴収は、依頼者が支払う、と国が定めているからです。
 経理部門と連携して発注できていれば問題ないのですが、注意すべきは、依頼者がライティングにまつわる当初予算を組む際に、この源泉徴収分を見落とすことで予算超過になることがあることです。
 当初予算において、源泉徴収分がどのぐらいになりそうなのかを関連部門と確認し、予算に含めるようにしましょう。

まとめ

 コンテンツSEOが今後主流になり、同時に働き方改革により業務の効率化が求められる中で、外部のライターにコンテンツを外注するケースは今まで以上に増えていくでしょう。
 その中で、ライターとの仕事を効率的に行える企業と、そうでない企業の間でコンテンツの量や質に差が生まれるかもしれません。
 ぜひ、適切で良好な関係をライターとの間に築き、良質なコンテンツを安定してリリースできるようにしていってください。

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