インターネットが普及した現代、企業は「ホームページは持って当たり前」と言われるようになりました。
総務省の調査によると、自社のホームページを開設している企業の割合は全体で90.1%。
いずれの業種でも開設率は85%を超えています。
(出典:総務省 令和2年 通信利用動向調査(企業編)※pdf内12ページ目)
とはいえ、札幌などの地方都市にある企業や中小企業を中心に、いまだ自社ホームページを開設していない企業もあるでしょう。
時代の流れに合わせて自社のホームページを持ちたいと考えるものの、「新たにホームページを制作するといっても、どうしたらいいかわからない」とお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、そんな悩める経営者・企業担当者の方へ向けて、札幌の企業とのプロジェクト実績のある9uarter(クオーター)が良いホームページ制作依頼〜完成までの流れや相場、発注時に気をつけたいポイントなど、初めて自社ホームページの制作をする時に役立つ情報をご紹介します。
目次
自社ホームページを作りたい!と思ったら、まずは「制作会社を探す」というところからスタートしてみましょう。
最近は、趣味の一環として自力でホームページを作り運営している人もいますが、「会社のホームページ」ということなら、ぜひプロに制作依頼をすることをおすすめします。
ホームページの制作は、時間も手間もかかります。
デザインやコーディングなど、専門的な知識も必要です。
難しい部分はプロにお任せした方が、よりスムーズにホームページを開設できるでしょう。
さらに、自社のアピールポイントを踏まえた魅力的なホームページを作るには、やはりプロのデザイン力に頼りたいところです。
ホームページの制作を業者へ依頼する前に、まずはおおまかでいいので依頼〜完成までの流れを理解しておきましょう。
基本的な流れがよくわからないまま話を進めていくことで、認識違いなどによるトラブルが発生したり、最終的には完成したホームページが理想とかけ離れた仕上がりになってしまうことも・・・。
そのような事にならないために、制作の依頼をする側もしっかり事前準備を行い、手順を理解して進めていくことが大切です。
制作の流れは以下の通りです。
順番に解説します。
気になる制作会社に問い合わせをしたら、制作会社から打ち合わせ実施の連絡が入ります。
今回のホームページ制作についての情報共有をするため、事前に制作会社へ伝えておきたい情報をまとめておきましょう。
後述の「ホームページ制作を頼む時に気をつけたいこと」で、制作会社に伝えておいた方が良い情報についてまとめましたので、参考にしてください。
また、「ホームページ制作会社の選び方」内でまとめたポイントを踏まえて、制作会社の雰囲気や対応範囲、詳しい作業の進め方など、できるだけたくさん質問をして情報を集めるようにしましょう。
ヒアリングをもとに制作会社が提案資料や見積書を作成・提出します。
これらの資料の内容と、ヒアリングの時に得られた情報をもとに比較検討し、制作会社を決定します。
比較検討の結果、制作会社が決まったら、いよいよ契約です!
ここからホームページ制作の具体的な作業が始まります。
「構成ラフ」と呼ばれるホームページの設計を作成していきます。
構成ラフの段階では、ページ毎に「どんな内容をどこに配置するか」など、レイアウトや掲載する情報を決定していきます。
構成ラフでまとめた設計内容をもとに、ホームページ全体の雰囲気やテイストといった「ビジュアルの要素」を具体的に決定していきます。
ホームページのデザインは、チラシやパンフレットなどの紙媒体とは異なり1枚で全体を見渡すことができません。
1枚の縦長の画像として見た時と、実際に画面で見た時とでは、印象が大きく変わることもあるので、なるべくブラウザ上でデザインチェックを行うようにしましょう。
デザインが完成した後は、エンジニアが「HTML」や「CSS」などと呼ばれるプログラミング言語を使用し、コーディングを行っていきます。
コーディングはホームページとして動作を行うために必要な工程です。
なかなか聞きなれない言葉が多いですが、ホームページ上ではすべてこのプログラミング言語を使用したソースコードが記述されているおかげでホームページが閲覧できるようになっているのです。
ホームページの納品後に自社での更新作業を行う際には、CMS(Contents Management System)と呼ばれる更新システムを導入することで、HTMLやCSSなどの複雑な言語を使用せずに、ホームページの更新を行うことができます。
また、CMSの代表例としてはWordPressなどを活用し自社で更新を行うというケースが多いようです。
ホームページ上での誤字脱字などの最終校正や、お問い合わせフォーム、更新システムの動作確認などを行う最終的なチェック段階となります。
また、各種ブラウザ(Internet ExplorerやChromeなど)によっては誤差が生じる場合があるため、横断的にチェックを行っていきます。
最終の確認まで完了したら、いよいよ公開作業を進めていきます。
公開作業では、ホームページのデータを指定のドメイン(https://〇〇.jpなど)へ公開を行い、再度動作の検証や、アクセス解析の設置などを行っていきます。
制作会社と適切な金額で契約を交わせるよう、制作依頼の相場についても覚えておきましょう。
仕様やページ数、システム導入の有無などによって相場は大きく変動しますが、1サイトあたり30万円~100万円程度がひとつの目安となるようです。
ホームページ制作の相場目安
制作内容 | 費用の相場 |
---|---|
オリジナルデザインでの制作を依頼する | 20万円~100万円以上 |
テンプレートデザインでの制作を依頼する | 10万円〜 |
WordPress設置を依頼する | 10万円~ |
テンプレートのカスタマイズを依頼して制作する | 20万円~30万円前後 |
ネットショップの制作を依頼する | 50万円以上 |
独自システム(CMSなど)の構築を依頼する | 100万円以上 |
ホームページで叶えたいイメージと総合的に考えて予算設定をしましょう。
格安で作るということもできなくはないですが、ホームページとは会社の「顔」です。
まだあなたの会社のことを知らない人が初めてホームページを見たときに、会社を覚えてもらったり良い印象を持ってもらうために、すこし予算と時間をかけて、叶えたいイメージを考えてみるのがおすすめです。
ここでは、ホームページ制作を依頼する時にスムーズに問い合わせ・打ち合わせができるように、制作の依頼をする側が事前に用意すべき情報をまとめました。
「なぜホームページを作りたいのか」「ホームページができることで、どんな事を期待しているのか」といった目的を決めましょう。
目的が変われば優先すべきコンテンツやデザインも変わります。
目的が明確でないと、制作会社から提案された内容の良し悪しを判断することは難しいです。
最悪の場合、あなたが「ホームページを作ることで叶えたかった希望」とはかけ離れたものが完成してしまうかもしれません。
そんな悲しいことが起こらないためにも、しっかり目的は明確にしておきましょう。
ホームページで伝えたい「自社の商品/サービスの特徴」や「会社の強み」を整理しておきましょう。
会社のアピールポイントを制作会社に正しく伝えることで、それらの強みをデザインに反映してくれることでしょう。
納期はとても大事なポイントです。
できる限り余裕をもって設定することをおすすめします。
納期が短すぎると、制作に特急料金が発生してしまったり、制作会社から十分なクオリティで成果物が上がってこなくなったりする可能性があります。
それは制作会社にとっても避けたいことです。
納期の目安は、デザインの内容やページ数、機能などの要望にもよりますが、一般的には3ヶ月程度かけて制作を行っていくことが多いです。
予算もできれば決めておきましょう。
予算はホームページの仕様に大きく関わります。
制作会社の費用はディレクターやクリエイティブスタッフの稼働時間によって決まることが多く、予算が高ければ凝ったものやページ数の多いホームページの制作も可能となりますし、予算が低ければその予算の範囲内でいかに良いものを作るかを考えていかなくてはなりません。
相場が分からない…という方は、先に挙げた「3、ホームページ制作依頼の相場」を参考にしてください。
ホームページ制作において、制作会社選びはとても重要です。
ホームページを作る目的や予算、希望のデザインテイストによって相性の良い会社は変わってきますが、ここでは、制作会社を選ぶ時に絶対に欠かせない2つのポイントをご紹介します。
もっとも重要なポイントはコミュニケーションです。
ホームページの制作会社はどうしても「スタイリッシュなページが作れる会社が良い会社」と思われがちですが、そうではありません。
提案するデザインは堅実なものだとしても、あなたが掲げる「ホームページを作る目的」や、「理想の姿」を正しく汲み取ってくれる制作会社こそが「良い制作会社」であり、そういった意図を汲み取ってくれるためには、やはり円滑なコミュニケーションは不可欠です。
反対に、意図を汲み取ってくれない・こちらのよく知らない専門用語を並べてくる・連絡が取りにくいなど、金額や実績などに関わらず「なんだかやりにくいな」と思った制作会社は避けた方が良いでしょう。
ホームページは開設したら終わりではありません。
定期的にコンテンツを追加して集客力を高めることで、売上や問い合わせに繋がる「安定したホームページ運営」を行えるのです。
とりわけ中小企業にとっては、サポート体制の良し悪しはホームページ運営の生命線となります。
初めてホームページを開設する会社の経営者の方や担当者の方にとって、管理画面の操作方法がわからない時やホームページの運営方針について相談したい時、何らかの不具合が発生した時などに、いつでも相談できるような先があれば安心です。
反対に、「操作方法を訊くために制作会社に何回か電話したら、露骨に面倒そうな態度をとられたので、もう電話する気が起きず、結局ホームページも放置してしまった…」という例をよく耳にします。
そこで発生する無駄な待ち時間やストレス、不具合を迅速に直せないことによる機会損失は、驚くほど大きなものとなるでしょう。
ここまで、ホームページを制作するための準備や知識などについて説明しました。
ホームページは、完成したらゴールではなく、ここからがスタートです!
皆さんそれぞれに、会社のホームページを制作するに至った経緯として「ホームページを活用して営業の幅を広げていきたい」「会社の認知度を上げたい」といった目的があったかと思います。
ホームページが無事に完成したら、今度はいよいよ「そのホームページをいかに活用していくか?」という、新たなステップに入ります。
会社の集客活動については、その会社の強みや取り扱う商品、ターゲットなどによりアピール方法もさまざまです。
このようなWEBの戦略について詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
【Web担当者必読】あなたのサイトに本当に必要なWeb戦略とは?
今回は、初めて会社のホームページ制作を検討されている経営者の方・担当者の方向けに、ホームページ制作依頼〜実装までの流れや、制作会社へ依頼する時に気をつけたいポイントについてご紹介しました。
また、制作会社を選ぶ時には、ぜひ「こちらの意図を汲み取ってくれて円滑にコミュニケーションがとれるか」「制作後もサポート体制が整っているか」という点に注目して検討してみてください。
9uarter(クオーター)は、会社のホームページ制作に加え、ホームページを活用したWEB戦略のご提案、広告やSEOなどといった集客活動までトータルにサポートいたします。
札幌でホームページ制作を検討している経営者・WEB担当者の方、ぜひ札幌の企業とのプロジェクト実績がある9uarter(クオーター)へお気軽にお問い合わせください。
※実績についてはこちら→お客様の声【北海道ガス株式会社様】
札幌のWeb制作会社について相談する(SEO対策コンサルティングのクオーター)
ホームページは、完成したらゴールではなく、スタートです。
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