昨今のSEOではサイトの「権威性」(Authority)が重要視されてきており、コンテンツの質はもちろん「誰が発信しているか」という著者情報も重要だと言われるようになってきました。今回は著者情報とSEOの関係からどういう内容を著者情報に盛り込めばいいのかということをご紹介していきます。
目次
以前は「Googleはコンテンツの著者を認識することはできない」という認識が主流でした。しかし最近では、コンテンツ作成者の「評判」が重視されるようになってきました。Google公式ガイドラインによると、Googleは誰がこの記事を書いたか責任者は誰かということを認識することができるようになっています。サイトの著者情報から外部での評判を照らし合わせています。
参考:searchquality-evaluator-guidelines.pdfの2.6 Reputation of the Website or Creator of the Main Content
また、プロフィール情報はユーザーの信頼や共感を得るきっかけとなります。ブログの記事にたどり着くユーザーは、GoogleやYahoo!などの検索や他のブログからのリンクからくるユーザーです。
そのため、記事の著者に関する事前情報はなく、この記事を書いた人は一体どんな人なのだろう?と思うのが当然の心理です。その心理に応えるべく、丁寧に作成したプロフィールを読んでもらうことで信頼につながり、ブログの継続的な読者になってもらうことになるのです。
では著者情報はどういう内容を盛り込めばいいのでしょうか。以下解説していきます。著者情報の構成にお役立てください。参考となる著者情報が掲載されたサイトもそれぞれの項目でご紹介しています。
自分がこれまでにしてきた仕事、今の仕事、今後どうしていきたいかを記載します。
参考記事:マーケティングオートメーションの実名化ってなに?実名化の重要性
ブログでどういった情報を発信しているのか。どういった記事を得意としているのかを記載するといいでしょう。
参考記事:SEOとリスティング広告の月次レポートの見方と運用の勘所
これまで手掛けてきた記事のジャンルについての紹介や、これまで多くの記事を執筆してきた場合であれば、執筆した記事数を記載するのもよいでしょう。
参考記事: コミュニケーションの活性化で業務スピードが1.5倍!セプテーニのSlack活用法とは
そのブログに関係のある資格であれば必ず載せましょう。情報の信頼性の裏付けになります。正式資格名を書き、資格の公式HPをリンクさせるのも効果的です。
参考記事: 「年金受給には10年の資格期間があればもらえるよ!」これって本当?
先に紹介しましたが、検索品質評価ガイドラインの「コンテンツ作成者の評判」にはWebページでは「サイトの責任者は誰か」「誰がそのページのコンテンツを作ったか」の2点が明確に確認されるべきと書かれています。ブランドや会社、サイト運営者のオンラインでの評判だけではなく、それぞれのコンテンツの作成者も評価されていると示唆しました。
検索品質評価ガイドラインから読み取れる限りでは、対策として以下が必要になってきます。
また、最近のアップデートでも話題になりましたが、YMYLサイト(お金や健康に関わるサイト)においてはE-A-Tは非常に重要な要素でGoogleもこの点においては明らかにしています。
YMYLやE-A-Tについて詳しく知りたい方はこちらの記事もご参考に
オウンドメディアのSEO対策。重要なポイントとは?
著者情報について理解を深めていただけたでしょうか。自分の強みや得意な分野を生かして「こんなブログです!」ということが伝わる文章にしたいですね。ぜひ参考にしてみてください。
とはいうものの、記事の執筆で精いっぱい、いざ自分のプロフィールとなると書く手が止まってしまうという方もいらっしゃると思います。そういう方は弊社のようなSEOコンサル会社に相談して、コンテンツの企画や方向性についても具体的なアドバイスをもらうのもおすすめです。