ホームページの読み込み速度が遅く、ストレスを感じた経験はありませんか。
せっかくサイトに訪れてくれたユーザーが離れてしまわないように、ページ速度の改善に取り組むことはとても大切です。今回は表示速度のチェック方法、改善方法について詳しくご紹介していきます。
目次
Googleは2010年4月にPCサイトの評価項目の一つとして「ページの読み込み速度」を採用したことを発表しました。ページの表示速度が遅いと検索順位が下がるアルゴリズムがあります。
参考:Official Google Webmaster Central Blog: Using site speed in web search ranking
スマホに関しても2018年7月にページ表示速度がアルゴリズムに組み込まれました。それまではPCページの表示速度を基準にして、ランキングアルゴリズムに組み込まれていましたが、現在はスマホのランキングアルゴリズムはスマホページの表示速度が適応されています。
ページの読み込み速度が遅いと、ユーザーの直帰率がアップします。モバイルサイトで表示速度が1秒から7秒に落ちると、直帰率は113%上昇するという興味深いデータもあります。
参考:Think with Google:Find out how you stack up to new industry benchmarks for mobile page speed
ページの表示速度を高めることは、サイトの訪問者やクローラーにやさしいだけでなく、機会損失も避けられます。
では自社のWebサイトの表示速度がスムーズに表示できているか、遅くないか、を確認しなければなりません。3つある表示速度のチェック方法をご紹介していきます。
Googleが提供する無料ツールで、PCとスマホページの表示速度を同時に計測することができます。調べたいWebサイトのURLを入力するだけで、表示速度だけでなく、より表示速度を上げるための修正箇所も指摘してくれます。
こちらもGoogleが提供する無料ツールですが、モバイルサイトの読み込み速度や離脱率を知ることができます。
PageSpeed Insightsと同様にページ速度を測定できます。URLを入力せずに一覧で表示されるので使いやすいです。
自社サイトの表示速度に問題があるとわかった場合、具体的にどのようにして改善すればいいのでしょうか。5つの方法をご紹介していきます。
画像に合わせて、最適なフォーマットで(GIF、JPG、PNG)で保存しましょう。画像はWebサイトの表示にとって大きな負担になるので、出来る限り容量を抑えましょう。
JavaScriptは増えるほどページ表示速度は遅くなります。そこでJavaScriptのファイルサイズを小さくしたり、ファイルを一つにまとめることで通信回数を減らすことができ、表示速度を改善することができます。
ファイルの数だけ通信を行うため、使用していない外部ファイルは削除しましょう。
404エラーを発生している存在しないページへのリンクはなくすのも良い方法です。
サーバーはそれぞれ性能が違い、表示速度に影響が出てきます。また共有サーバーではなく専用サーバーを選ぶというのも高速化の一つの方法です。
またWordPressもカスタマイズの自由度の高さゆえにサイトの表示速度を落としてしまうことがあります。特にプラグインは入れれば入れるほど表示速度は遅くなります。定期的に見直し、必要なものだけに厳選しましょう。
これら以外にも表示速度を改善するための具体的な方法はGoogleのサイトに掲載されています。
参考:Google’s Web Performance Best Practices #2: Minimize Round Trip Times
ページの表示速度はSEOやコンバージョンに影響する非常に重要なポイントです。
Webサイト内の各ページの読み込み速度を高めることで、ユーザーにとっても使いやすいサイトになり、検索エンジンからも評価の高いサイトになります。ページの読み込みに3秒以上かかるようであれば、読み込みの高速化に取り組みましょう。今回の記事が自社サイトの表示速度改善にお役に立てることを願っています。
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